渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト、スマホでデジタルツインを体験できるVR実証実験に協力
■本実証実験の背景
■本実証実験について
5Gと「AWS Wavelength」上のGPUインスタンスによるサーバーサイドレンダリングを活用することで、パソコンやワークステーションで実行処理が必要な大容量の3Dデータや、ハイエンドなグラフィックスで構成した「商業施設空間」「都市空間」「ライブコンサート空間」などの建築データを仮想空間としてスマートフォン上で表示できるシステムを構築した。
5Gと「AWS Wavelength」を活用することで、より低遅延でストレスのない映像伝送やインタラクションを実現する。
サーバー上で実行されているソフトウェアをリモート操作し、レンダリングされた映像を視聴端末に5Gでストリーミングする方式を採用しているため、大容量のデータを事前にダウンロードする必要がなくコンテンツを体験できる。
3Dデータの再現に、Unity Technologiesが提供する高精細レンダリングパイプラインHigh Definition Render Pipeline (HDRP) を採用し、アプリケーションの実行をサーバーサイドで行っているため、モバイル端末でも高精細レンダリングパイプラインが使用可能となっている。
・想定するユースケース
(1)ユーザーが直感的に把握できるシミュレーション環境
高精細なビルや都市空間の建築用3Dデータを仮想空間で再現し、空間の大きさや素材の質感のほか、日光の向きを反映した影の再現も可能なため、不動産業界などでシミュレーションを行う際の活用に期待できる。
(2)現実世界に近いエンターテインメント体験
バーチャルヒューマンやボリュメントリックビデオ(3Dビデオ)など、写実的なコンテンツを活用した仮想空間におけるエンターテインメント体験が可能だ。現実世界の体験により近いコンテンツを幅広い顧客がスマートフォン上で体験できる。