藤田観光、楽しみながら密を回避する観光体験DXの実証実験を開始
2021/12/13
藤田観光株式会社は、箱根小涌園ユネッサン(以下、ユネッサン)が、神奈川県「ビジネス・アクセラレーター・かながわ(以下、BAK:バク)」により始動した、オープンイノベーションで新型コロナウイルス感染症による課題解決に挑む「BAK NEW NORMAL PROJECT 2021」にパートナー企業として参加。2021年12月10日よりユネッサンホームページにて実証実験をスタートすると発表した。
また、1月上旬に第2弾として、ユネッサンの施設内デジタルMAPを追加機能として組み込む予定だという。これにより施設内の必要な情報を事前に取得することが可能になる。旅行の準備に様々な情報を必要とするファミリー層に、旅行先を予約する段階の「旅前」から、旅行先で移動中や楽しんでいる最中の「旅中」まで最適な情報を得ることができる新しい観光体験DXの提供(箱根MaaS)を実現するとのことだ。
箱根エリアの観光スポットは、箱根DMOの協力により、箱根町観光協会 公式サイト「箱根全山」に登録されている約300か所のスポットに独自のスポットを加えて登録。また、移動手段については小田急グループの協力により、WEBサイト「EMotオンラインチケット」に遷移させることで、スマートフォンひとつで箱根エリアを周遊するデジタルチケットを購入・利用できる。
【WEBサイトイメージ】
■実証実験の概要
検証場所:箱根小涌園ユネッサン 公式ホームページ上で公開
実証内容: 子連れで旅行に出かけたいが、事前準備の手間や密を避けるため、旅行を躊躇しているファミリー層をターゲットに、AIレコメンドのWEBサービスを利用した箱根エリアの周遊促進を行う。
実証手法:
第1弾:【箱根エリア全体で実施】WEBサービス上でユーザーの趣味趣向を入力することで、AIが箱根エリア内でのおすすめスポットと共に移動手段の提案をレコメンドし、箱根エリアの周遊を促す。
第2弾:【ユネッサン内で実施】施設内デジタルMAPを開発・実装。施設内の滞留を緩和することで密回避を目指し、旅前・旅中において、子連れの顧客が欲しい情報をレコメンドし、ユネッサンの利用促進を促す。