都市の三次元デジタルツイン環境を提供する「デジタルシティサービス」、利用料引き下げと2022年度限定で無償試験利用を実施

一般社団法人 社会基盤情報流通推進協議会(AIGID)は、これまでのG空間情報センター等に加え、昨今のスマートシティ等、都市全体の高度管理のニーズを受け、リアルタイムなデジタルツイン環境を提供していく「デジタルシティサービス」を2020年6月に東京大学生産技術研究所「デジタルスマートシティイニシアティブ」社会連携研究部門と連携してリリースした。

「デジタルシティサービス」は、自治体の単位を基本とした各地域の多様なデータをG空間情報センターと連動した形で、Web上で保管、管理するとともに、公共施設・インフラ施設等の多様なデータ3D地図上で可視化等を一体的に行っていくものだ。標準的なデータ形式を搭載可能にするとともに、基盤となる3D地図は、株式会社ゼンリンが提供する3次元建物形状データのほか、国土交通省都市局が進める、日本全国の3D都市モデルの整備・オープンデータ化プロジェクト(Project PLATEAU)に基づいた地図データを利用することも可能だ。

今回、デジタルシティサービスのサービス利用料は、AIGIDが主催し、多くの自治体が参加する「デジタルスマートシティ研究会」での議論を経て、提供価格を大幅に引き下げた。また、2022年度限定で、研究会のWGを通じて、利用状況をフィードバックする自治体に対しては、無償試験利用を行う(2022年5月27日締切)。

・デジタルシティサービスの利用料金 (消費税込)
出典元:プレスリリース
・デジタルシティサービスで標準搭載可能なデータ
出典元:プレスリリース

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