comatsuna、メタバースを利用した法人向けメンタル支援EAPサービス「メンサポドクター」をリリース

株式会社comatsunaは、メタバースを利用した法人向け社員メンタル支援EAPサービス「メンサポドクター」のリリースを発表した。

■同サービスの特徴

同サービスは、企業及びその社員が精神科産業医にいつでも相談できる顧問医契約に加え、社員のメンタル支援EAP(Employee Assistance Program)として、メタバース空間でアバターを介した産業カウンセラーやキャリアコンサルタントとの面談やメンタル予防セミナーを受けられる法人向けサービスだ。

■社員メンタル不調の多様化

同社代表は、これまでの臨床経験からメンタル不調の原因は個人によって千差万別であり、必ずしも医療機関に繋がることが解決策にならないケースが多々あることを痛感してきたという。キャリアや人生に関する悩み、経済的な問題が原因であることも多く、個人の問題に応じた適切な相談先に繋がることがより重要で、企業は社員の潜在的なメンタル不調の予防策として、産業保健に加え、EAPを適切に活用することが重要だと考えるとのことだ。

■アバターによる対話の効果

出典元:プレスリリース
メタバースを利用したアバターによる対話は、これまでの対面やオンラインビデオ通話での対話とは違った新しいコミュニケーションの価値を提案し、その有用性に関する様々な文献が日々更新されている。一例として、匿名性の担保、緊張感の緩和といった心理的負担の軽減に加え、オンラインビデオ通話よりも対話による自己開示を促す効果があるといった報告がなされているとのことだ。

■会社にバレずに利用可能

従来の社員向けの産業保健窓口では、社員はメンタル面の不安や問題を抱えても、窓口を利用する際に、相談内容が企業側に共有されてしまうのではないかという不安感から積極的な利用を躊躇してしまう傾向があるという。同サービスは、そのような心理的負担の軽減を目的とし、社員自ら予約が可能で、企業側を通すことなく面談が完結する仕組みを採用している。また、社員が企業側へ伝えて欲しい情報だけを匿名のままフィードバックすることも可能で、企業側のメリットとして、社員の潜在的な不満や不安、問題点をいち早く検出することができるとともに、社員のメンタル不調予防、離職予防に資するサービスとして活用できるとのことだ。

■メタバースの導入費用ゼロ、維持費も不要

同サービスが利用するメタバース「Hubs」は、ブラウザ&多デバイスサポートで高性能のPCやVRデバイスが無くとも、スマホやタブレットからURL一つでアクセスでき、アプリのインストールも不要だ。メタバース利用に際して、企業の専用ソフトウェア契約や登録作業は不要であり、導入費用や維持費もかからない。また、各社員の登録やアカウント作成の必要もない。

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