ベネッセ、奈良県で「雇用予定型リカレント教育事業」の企画・運営業務を開始

株式会社ベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)は、2022年10月から「“学ぶ”と“働く”をつなぐ」をコンセプトとした社会人教育プログラムの提供を始め、その第1弾として、奈良県における「雇用予定型リカレント教育事業」の企画・運営業務を開始したと発表した。

「雇用予定型リカレント教育事業」では、企業が人材に求めるスキル・人物像をあらかじめ明確にした上で、それに応じて求職者が1ヵ月間のオンライン研修と2ヵ月間の職場実習を行う。求職者は、この間も給与を得ることができる。このように、学びながら給与を得つつ、就職を目指せる仕組みを導入することで、金銭的な課題を感じずにリスキリングに挑戦できる人を増やすとともに、求職者の就職と業務での活躍を目指す。本事業において、ベネッセは、事業全体の企画・運営と、スキル習得のためのオンライン学習ツール「UdemyBusiness(ユーデミー・ビジネス)」を提供する。

事業名:雇用予定型リカレント教育事業
対象者:奈良県内企業への就職を希望する県内在住者 定員10名
プログラム期間:2022年10月1日~2023年3月31日 ※参加応募は終了。
出典元:プレスリリース
日本は、国際的に見て大人が学ばない国と言われているという。2022年3月にベネッセが実施した調査でも、社会人の41.3%が学びに全く関心がないことが分かったとのことだ。一方、同調査では「仕事で必要になれば学ぶ」という人が多いこともわかったという。また、日本では、学んでもキャリアアップや昇給などの実利へのつながりを実感できないことが、学びの意欲を妨げる一因になっていることが考えられるとのことだ。

このような背景から、ベネッセは「“学ぶ”と“働く”をつなぐ」をコンセプトとした、新たな社会人教育プログラムを提供することとなったという。第1弾となる奈良県の「雇用予定型リカレント教育事業」は、国内ではまだ事例の少ない「アプレンティスシップ制度」をモデルとした取り組みでもある。

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