クニエ、サプライチェーンネットワーク最適化の実現を支援する「サプライチェーンネットワーク・リデザイン」サービスを提供開始

株式会社クニエは、サプライチェーンネットワーク最適化の実現を支援する「サプライチェーンネットワーク・リデザイン」サービスを2023年2月8日より提供開始すると発表した。

本サービスでは、現状のサプライチェーンネットワークを可視化し、サプライチェーン上の課題を、供給コスト、途絶リスク、GHG/ESG、4つの観点から抽出のうえ、それらを総合的に勘案したサプライチェーンネットワークの再設計を支援する。可視化や最適化シミュレーションにあたっては、オランダAIMMS社のデジタルツール「Supply Chain Network Designアプリケーション」を活用し、複雑なサプライチェーンにおける分析やサプライチェーンの再設計を促進する。

■背景

従来のサプライチェーンマネジメント(SCM)は、サプライヤーや工場、物流ルート、販売倉庫など、サプライチェーンネットワークは大きく変わらない(あるいは変える必要がない)前提で行われており、サプライチェーンネットワーク上を流れるモノの生産や物流の無駄を極力排除し、サプライチェーン運用コストを最小に抑えつつ、顧客の要求納期内での供給を実現することを目的としてきたという。しかし、今日においては供給に影響を与える要因が多様化し、調達、生産、物流とさまざまな領域がボトルネックになるなど、既存のサプライチェーンネットワークでは供給リスクに十分に対応できない場合が多くなっている。加えて、経営・事業戦略の変更や、サプライチェーン全体でサステナビリティーへの配慮が求められるなど、サプライチェーンネットワークそのものを再設計する必要性が増大している。その一方、サプライチェーン全体を見渡して分析する機能や組織がないことなどから、現サプライチェーンネットワークのパフォーマンス評価や、それら評価に基づくネットワークの見直しについて、十分に検討・実施できているケースは多くないという。そこで同社は、不確実性が高く、持続性を考慮する必要に迫られる状況下で柔軟な対応が可能になる、サプライチェーンネットワーク再設計に関わるコンサルティングサービスを提供することとしたとのことだ。

■本サービス概要

本サービスは、サプライチェーンネットワークの可視化および課題の抽出・評価を行い、サプライチェーンの再設計を支援するコンサルティングサービスだ。サプライチェーンマネジメントにおける同社のコンサルティング実績に基づき、供給コスト、途絶リスク、GHG/ESGの4つの観点から課題抽出・評価を行い、サプライチェーンネットワーク全体の最適化を支援する。なお、可視化・分析にあたっては、AIMMS社が提供するデジタルツール「AIMMS Network Designアプリケーション」を活用する。
出典元:プレスリリース
STEP1. As-Isサプライチェーンネットワーク可視化
現状のサプライチェーンネットワークを構成する要素を「構造」「制約」「費用」の観点から抽出し、デジタル上でのモデリング・可視化を行う。
出典元:プレスリリース
STEP2. As-Isサプライチェーンネットワーク課題抽出・評価
供給コストやサプライチェーン途絶リスク、GHG/ESGの4つの観点で、現状のサプライチェーンネットワークにおける課題を抽出し評価を行う。
出典元:プレスリリース
STEP3. To-Beサプライチェーンネットワーク案検討・評価
供給コストや、サプライチェーン途絶リスク、GHG/ESGの4つの観点を総合的に勘案し、シミュレーションを行いながら将来のサプライチェーンネットワーク案(利益最大化、途絶リスク極小など)の検討、評価を行う。

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