エムスリー、睡眠障害リスクチェックを自宅でできる「Sleep Doc」を企業に向け提供開始

エムスリー株式会社は、医師監修の睡眠障害リスクチェックを自宅でできる「Sleep Doc(スリープドック)」の提供を、企業および企業の従業員に向けて2023年10月27日から開始すると発表した。

Sleep Docは、スマートウォッチ型のウェアラブルデバイスを睡眠時に装着し、2日間分の睡眠を計測することで、睡眠時無呼吸症候群のリスクをチェックできるサービスだ。計測の前に、セルフチェックをすることで、睡眠時無呼吸症候群以外の様々な睡眠障害についても簡易的にリスクチェックを行うことができる。本サービスでは、睡眠障害リスクチェックに加え睡眠専門医による動画コンテンツの提供や、フォローアップとして看護師による電話相談、信頼のある専門クリニックの紹介も行う。
出典元:プレスリリース
同社では、予病・未病を目的とした「ホワイト・ジャック・プロジェクト」を立ち上げ、企業の健康経営の実現に向けて様々なサービスを提供している。中でも、健康診断結果をもとに個人や企業全体の健康状態を余命スコアとして分析する独自の指標「EBHS Life」は、企業の現状把握や課題特定・経過観測にも有効なサービスで、今回、蓄積されたEBHS Lifeのデータを分析したところ、平均睡眠時間が6時間を切ると有意にスコアが低下する(寿命に影響を与える)結果となったとのことだ。また、経済産業省の試算では、睡眠リスクのある人はプレゼンティーイズム損失コスト(従業員が心身に何らかの不調や疾病を抱えた状態で出社し、本来のパフォーマンスが発揮できない状態によってもたらされる損失)が、睡眠リスクがない人と比べ、年間32万8,644円大きいと示唆されており、「睡眠」が重点取り組みの1つとして考えられているという。以上から、今回「睡眠」に注目した企業向けサービスの展開が決定したとのことだ。

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