クラウドファンディングのやり方・始め方|基本的な手順を徹底解説
2023/12/19
金融機関の融資とは違い、不特定多数の人から資金や支援を集められるクラウドファンディングは、多くの媒体で利用されています。スムーズにプロジェクトを進められるよう、ここではクラウドファンディングの種類ややり方を説明します。
Contents
- まずはクラウドファンディングについて知っておこう
- クラウドファンディングの4つの種類とは?
- 寄付型クラウドファンディング
- 購入型クラウドファンディング
- 融資型クラウドファンディング
- 投資型クラウドファンディング
- クラウドファンディングと一般的な資金調達の違い
- クラウドファンディングのメリット
- クラウドファンディングのデメリット
- クラウドファンディングのやり方【起案者編】
- プロジェクトの計画を立ち上げる
- プロジェクトを掲載する媒体を選ぶ
- プロジェクトの内容を登録する
- 審査が終わったら積極的に情報発信する
- プロジェクトの途中経過を随時報告する
- プロジェクトが終了したら支援者にお礼をする
- クラウドファンディングを成功させるコツとは?
- 支援したくなるようなプロジェクトにする
- 適正の目標金額を設定する
- プロジェクト内容をしっかり拡散させる
- これまでにない新しいプロジェクトにする
- クラウドファンディングを始める際の注意点
- 目標金額に達成しない場合がある
- 集まった資金が入金されるまでに時間がかかる
- 目標達成後のプランを明確にする必要がある
- 注目されているクラウドファンディングサイト6選
- CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
- Good Morning(グッドモーニング)
- Makuake(マクアケ)
- セキュリテ
- READYFOR(レディーフォー)
- FUNDINNO(ファンディーノ)
- クラウドファンディングのやり方を知って目標達成に近づこう
「クラウドファンディングのやり方が分からなくて、先に進めない」
このように、クラウドファンディングのやり方に悩んだ経験はありませんか?資金調達にもさまざまな方法がありますが、クラウドファンディングは銀行などの金融機関からの資金調達とは大きく異なります。クラウドファンディングでは十分な収入や担保がなくても始められるものが多いので、誰でも夢を実現できるチャンスを得られるというメリットがあります。
しかし、プロジェクトを計画的に進めるためには、クラウドファンディングに関する適切な知識を持っておかなければなりません。そこで今回は、クラウドファンディングの種類ややり方、プロジェクトを成功させるコツなどを詳しく説明します。
まずはクラウドファンディングについて知っておこう
たとえば、「地元の農業の魅力を伝えて、生産した農作物を全国の幅広い人々に手に取ってもらいたい」と考える場合、個人の力では収穫や梱包、出荷などの作業をおこなうのには限界があります。クラウドファンディングで支援者や資金を募れば、そのプロジェクトに共感した人たちが作業を手伝ってくれたり、資金を援助してくれて出荷に必要なコストをまかなえるようになるかもしれません。
身近な人に頼んでも人手が足りなかったり、「そもそも頼る人がいないと」いう人でも、クラウドファンディングで不特定多数の人に情報を拡散することで支援の輪を広げることが可能です。場合によってはプロジェクトに精通した知識や技術を持っている人が支援してくれるため、夢の実現に向けて大きな手助けとなるでしょう。
クラウドファンディングについて参考記事はコチラ
クラウドファンディングの4つの種類とは?
・寄付型クラウドファンディング
・購入型クラウドファンディング
・融資型クラウドファンディング
・投資型クラウドファンディング
これらの種類ごとの特徴を理解しておけば、利用すべきクラウドファンディングを選びやすくなります。以下では、クラウドファンディングの種類について詳しく説明します。
寄付型クラウドファンディング
寄付金を集める仕組みはクラウドファンディグのサイトによって異なり、一定期間に限定して寄付金を集めるタイプもあれば、毎月寄付金を募集できるタイプのものもあります。現金ではなくポイントで寄付できるものもあるので、複雑な手続きを省いて支援者が寄付しやすいようにすることも可能です。
購入型クラウドファンディング
また、日本では購入型クラウドファンディング事業者が多いのも特徴です。特別な免許や資格を持っていなくても、さまざまな媒体でプロジェクトを開始できるので、誰でも気軽に夢の実現にチャレンジできるのもメリットです。
融資型クラウドファンディング
また、平均的な利回りが8~9%程度となっているのも、融資型クラウドファンディングの特徴です。リスクはあるものの、うまくプロジェクトが進めば高いリターンが見込めるので、融資を検討する支援者は多いでしょう。
投資型クラウドファンディング
企業は、投資型クラウドファンディングを始める際に、第二種金融商品取引業の登録や事業計画書、決算書といった準備をしなければなりません。場合によっては売上をうまく出せず、支援者へのリターンが元本割れしてしまう危険性があるので、十分にリスクを説明しておく必要があります。
クラウドファンディングと一般的な資金調達の違い
クラウドファンディングのメリット
クラウドファンディングでは、支援者を集めることができれば、誰でも資金が調達できます。さらにインターネットで手続きが完了するため、簡単に利用でき、またスピーディに結果も出ます。そのほか、クラウドファンディングに参加し、資金調達を行っていることを拡散すれば、会社や製品を知ってもらうきっかけにもなります。もし、支援者が集まらなかったとしても、ニーズがなかったのだと、マーケティングの一環として捉えることもできるなど、資金調達だけではないメリットもあります。
クラウドファンディングのデメリット
クラウドファンディングのやり方【起案者編】
1.プロジェクトの計画を立てる
2.プロジェクトを掲載する媒体を選ぶ
3.プロジェクトの内容を登録する
4.審査が終わったら積極的に情報発信する
5.プロジェクトの途中経過を随時報告する
6.プロジェクトが終了したら支援者にお礼をする
これらの流れをもとにプロジェクトを進めていけば、スムーズに資金を調達できるようになるでしょう。ここからは、クラウドファンディングのやり方を詳しく説明します。
プロジェクトの計画を立ち上げる
計画を立てる際は、プロジェクトが分かりやすくなっているか、目標や資金のつかい道が明確になっているかという点を意識しておきましょう。計画に具体性があればあるほど支援者に納得してもらいやすくなるため、資金調達後のトラブル防止につながります。
プロジェクトを掲載する媒体を選ぶ
日本国内には、さまざまなクラウドファンディングの媒体があるため、実施するプロジェクトの種類に適した媒体を選ぶことが大切です。たとえば、町おこしに特化した媒体や、モノづくりに特化した媒体などがあります。プロジェクトを掲載する媒体によって必要とする支援の集めやすさが大きく変わるので、媒体ごとの特徴をよく理解しておきましょう。
プロジェクトの内容を登録する
また、プロジェクトの内容を支援者に分かりやすく伝えるために、写真や動画などを活用して、プロジェクトを視覚的にアピールするのも効果的です。アイデア段階の場合でも、CGやイラストを用いて、イメージが掴める画像を用意することで、プロジェクトへの熱意を表現できます。必要に応じて、プロのカメラマンや編集者に依頼するのも良いでしょう。
審査が終わったら積極的に情報発信する
プロジェクトの途中経過を随時報告する
現在どれくらいの支援金額が集まっているのか、プロジェクトの達成に向けてどのような取り組みをしているのかなど、情報を定期的に支援者に届けましょう。支援者がプロジェクトの進捗を把握できるだけでなく、プロジェクトが達成するまでの過程を安心して見守れるようになります。
プロジェクトが終了したら支援者にお礼をする
プロジェクトを達成できたかどうかにかかわらず、支援してくれた人たちに感謝の気持ちを伝えられるよう、プロジェクトの掲載ページにメッセージを残しましょう。もし十分な支援金額が集まった場合は、あらかじめ立案した計画に沿って行動に移すことになります。
クラウドファンディングを成功させるコツとは?
・支援したくなるようなプロジェクトにする
・適正の目標金額を設定する
・プロジェクト内容をしっかり拡散させる
・これまでにない新しいプロジェクトにする
これらのコツを理解したうえでクラウドファンディングで支援を求めれば、追いかけてきた夢を現実のものにしやすくなるでしょう。ここからは、クラウドファンディングを成功させるコツを掘り下げて説明します。
支援したくなるようなプロジェクトにする
起案者のことを知らない人であっても「応援したい」と思われるような、共感性や信頼性の高いプロジェクトを計画すると、クラウドファンディングを成功させやすくなるでしょう。
適正の目標金額を設定する
もしも、設定した目標金額を上回る支援が集まった場合、それだけ多くの支援金を受け取れることになるため、妥当な目標金額を設定するよう意識しておきましょう。また、目標金額を達成した場合、クラウドファンディングの媒体に手数料を引かれた金額が手元に残ることになるため、手数料を意識した目標金額の設定も重要です。
プロジェクト内容をしっかり拡散させる
SNSの場合、投稿内容によっては情報が爆発的に拡散して、一気に必要な支援金額が集まる可能性があります。SNSごとの特徴やユーザー層、効果的な活用方法などをしっかり情報収集したうえで、適切に情報発信できるようにしておきましょう。
これまでにない新しいプロジェクトにする
プロジェクトを見た人が、「ぜひ手に取ってみたい」や「プロジェクトが達成したときの成果を見てみたい」と思うような内容にすることも、クラウドファンディングを成功させるために重要だといえるでしょう。
クラウドファンディングを始める際の注意点
以下では、クラウドファンディングを始める際の注意点を詳しく説明します。
目標金額に達成しない場合がある
クラウドファンディングの成功率を提示している媒体はありませんが、達成率が3割弱であるという情報もあるようです。実際に目標金額を達成できるかはプロジェクトを始めてみなければわかりません。
集まった資金が入金されるまでに時間がかかる
場合によっては、当初計画したスケジュールで計画を進められなくなる危険性があるので、クラウドファンディング媒体の担当者としっかり打ち合わせをしておくことが大切です。
目標達成後のプランを明確にする必要がある
注目されているクラウドファンディングサイト6選
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
Good Morning(グッドモーニング)
Makuake(マクアケ)
セキュリテ
READYFOR(レディーフォー)
FUNDINNO(ファンディーノ)
クラウドファンディングのやり方を知って目標達成に近づこう
クラウドファンディングの媒体にはさまざまな種類があり、掲載されているプロジェクトの種類も多岐にわたります。実際にどのようなプロジェクトが掲載されており、目標金額を達成しているプロジェクトにはどのような特徴があるのかを情報収集しておくと、今後のプロジェクト進行に役立てられるでしょう。
参考記事はコチラ