AIキャラクターの立体サイネージサービス提供開始 地域の活性化と業務自動化を目指す

インターネットサービスプロバイダ、WEB開発事業を営む株式会社イージェーワークスが、商業施設の案内、周辺情報発信を目的としたAIキャラクター立体サイネージ「インフォロイド」の正式サービス提供を開始する。

元々は昨年5月に株式会社横浜アリーナ、学校法人岩崎学園 横浜デジタルアーツ専門学校とともに横浜地域の活性化を目的として産学研究開発を行っていたが、AIサイネージ需要が高まっている状況を踏まえ、商品化した。現場実験検証で培ったノウハウを元に改良を加え、安価なスマートモデルなどサイネージのバリエーションも追加したという。

「インフォロイド:inforoid」は、大型透過ディスプレイを採用した、等身大キャラクターとの対話による立体的AIインフォメーションサービス。キャラクターのプロフィールや、現在時間、トイレや売店など各施設の場所、周辺情報、天気など様々な情報を聞いたり、会話を楽しむことができる。また「踊って」と声をかけることでダンスの披露、アトラクションとしても楽しめる工夫を施し、単なる情報端末ではなく、周辺施設への誘客・地域活性化を実現し、業務自動化により生産性改善も期待できるとのことだ。

今後データ流通が一般化されることが予想されるが、商業施設における「生の声」は重要な資産となる可能性があり、対話によるアンケート実施などで、データを蓄積・活用し、新たなビジネスモデル「ボイス・ニーズマーケティング」のプラットフォームとして活用できるという。
従来のタッチパネル型サイネージでは、ボタン操作による会話がユーザーにとって不便を感じさせ、利用されにくいという課題があった。本サイネージでは、人物を認識して声掛け、音声だけで会話を行い、子どもでも気軽に利用できる自然なコミュニケーションを実現する。

オリジナルキャラクターを設定しなくても気軽に導入できるよう、「蟻十 あんず(アリトウ )」に加え、新キャラクター「出逢 蒔奈(デアイ マキナ)」を用意した。ラテン語でデア・エクス・マキナ(dea ex machina)、「機械仕掛けの女神」を暗喩しており、女子高生の巫女をキャラクター設定している。もちろんオリジナルキャラクターデザイン/ボイスの作成も対応するという。

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