NTTドコモ、6Gに向けたホワイトペーパーを公開 ユースケースや技術コンセプトをまとめる
2020/1/24
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、2030年頃のサービス提供開始をめざし、第6世代移動通信システム(以下、6G)に関するホワイトペーパーを1月22日(水)に公開した。
移動通信システムはおおむね10年ごとに世代交代しており、ドコモは2010年頃から5Gの検討を開始した。6Gに向けて、2018年にはさらなる高周波数帯の開拓を目的とした150GHz帯の超広帯域電波伝搬測定装置の開発に成功し、100GHz超の高い周波数帯の活用を視野に入れた、新たな周波数帯の開拓に向けた研究開発に取り組んでいるとのことだ。
ドコモは5Gの高速・大容量、低遅延、多数接続の各性能をさらに高めるとともに、高速・大容量や低遅延などの要求条件を同時に実現する「複数要求条件の同時実現」、テラヘルツ波などの「新たな高周波数帯の開拓」、これまでの移動通信方式では十分なエリア化が難しかった「空・海・宇宙などへの通信エリアの拡大」、「超低消費電力・低コストの通信実現」などをめざし、引き続き、5G evolutionならびに6Gの技術規格の検討および研究開発をするという。
ドコモが公開したホワイトペーパーはこちら。