住友商事ら、ECと通販の物流分野での協業を目的にオープンロジと業務提携を締結

住友商事株式会社と住商グローバル・ロジスティクス株式会社(以下、SGL)は、物流フルフィルメントプラットフォームの株式会社オープンロジと、Electronic Commerce(電子商取引、以下、EC)および通販の物流分野での協業を目的として業務提携契約を締結したと発表した。また、本提携にあわせて、住友商事はオープンロジの第三者割当増資を引き受けた。

EC市場は、ECプラットフォーマーの登場によりショップ開設や運営のハードルが下がったことで、国内外を問わず急激な成長を遂げている。さらに、新型コロナウイルスによるライフスタイルの変化により飛躍的に拡大することが予想される。一方で、倉庫や配送会社の人手不足や人件費上昇など、物流業界を取り巻く環境は厳しさを増しており、効率的で安定した物流システムの構築が喫緊の課題とされている。

オープンロジは、EC事業者に対してプラットフォームを通じた物流サービスを提供している。大手ECプラットフォーマーや多数の倉庫会社、配送会社との連携により、EC事業者の「すぐに販売を開始したい」「初期費用のかからない従量課金制としたい」といったニーズに確実に応え、成長してきた。標準的なサービス仕様をもとに物流会社をネットワーク化し、個別の問い合わせや見積もりが不要で、固定費ゼロの物流フルフィルメントサービスを提供している。サービスの利用社数は8,000社以上、全国の提携物流会社は40社以上だ。

住友商事は、高い配送利便性を備えた消費地近接型物流施設「SOSiLA(ソシラ)」を展開しており、SGLは、大規模EC事業者向けにカスタムメイド型の物流機能を業界のメインプレーヤーとして提供してきた。住友商事とSGLは、本提携を通じ、オープンロジのEC物流に関する知見や提携倉庫とのネットワークを活用・拡充し、EC事業者の成長に合わせた物流機能の提供を行ない、ビジネスポートフォリオの拡大と新規顧客開拓を目指す。

本提携イメージ図
出典元:プレスリリース

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