凸版印刷と山陰中央テレビ、古事記「国譲り神話」を再現するARコンテンツ・夕日を鑑賞するVRコンテンツを制作
2021/11/25
凸版印刷株式会社と、山陰中央テレビジョン株式会社(以下、山陰中央テレビ)は、古事記に描かれる「国譲り神話」に登場する、タケミカヅチノカミとオオクニヌシノカミの国譲りのシーンを見ることのできるARコンテンツ「国譲り神話AR」と、稲佐の浜と出雲日御碕灯台で見る夕日のVRコンテンツ「日本遺産~日が沈む聖地出雲 夕日VR」を制作したと発表した。本コンテンツは、凸版印刷が2016年より展開する体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアム」にて、2021年11月9日から公開されている。
■概要・背景
■「国譲り神話AR」について
オオクニヌシノカミとタケミカヅチノカミのARコンテンツを、様々な角度から眺めて楽しむことができる。また、鑑賞者はオオクニヌシノカミとタケミカヅチノカミと一緒に撮影することもできる。
「国譲り神話AR」には、地面認識AR機能が搭載されている。端末のセンサによって地面を認識し、地面の上にCGを表示させ、アニメーションを動かす。従来のGPSセンサのブレによるCGの揺れが起こりにくいため、あたかもそこにオオクニヌシノカミとタケミカヅチノカミが存在するかのような臨場感ある鑑賞体験を実現する。
■ 「日本遺産~日が沈む聖地出雲 夕日VR」について
悪天候の日や現在護岸工事中の稲佐の浜であっても、「日が沈む聖地 出雲」の美しい夕景を、スマートフォンやタブレット端末で鑑賞することができる。
日本遺産の「ストーリー」の重要な要素「夕日」をベストポジションで体験できるコンテンツ。古代、出雲の人々は夕日を神聖視し、畏敬の念を抱いていたと考えられている。「国譲り神話」の舞台となった稲佐の浜、そして古くから「日」に縁がある岬として広く知られていた日御碕の夕日を、360度画像と日没の様子を撮影したタイムラプス映像で、鑑賞することができる。
各社の役割
凸版印刷: ARコンテンツの制作、「ストリートミュージアム」の提供
山陰中央テレビ: 制作統括・VRコンテンツの制作