AI英会話アプリ「ELSA」、発音認識・フィードバック機能を備えたAPIを公開

ELSAがAPIを公開したことにより、世界中のEdTech企業との連携が深まるという。例えば、日本のTOEIC・企業英語教育大手EdulinX、ブラジル国内で展開する英語学習アプリCNA Go、インドの教育プラットフォームのUOLOなど、新しいEdTechパートナーシップを展開することにより、世界中のユーザーが質の高い発音学習を受けることができるという。インドの人材派遣プラットフォームであるSahi.aiは、ELSAの戦略的パートナーとして、ギグワーカーがより良い機会と賃金を得るための英語力向上のための支援を行っているとのことだ。

ELSA（English Language Speech Assistant）は、学習者が英語をより流暢に話せるように発音矯正をサポートする、独自のAIを搭載したアプリだ。ELSAが開発した独自のAPIの特徴としては、発音にフォーカスしている点について、非ネイティブの音声を約95%の精度で認識する。高精度の発音認識機能によって、学習者がよりネイティブに近い発音ができるよう、学習カリキュラムを作成する。

ELSAのAPIは、学習者が発言した内容の有無に関係なく、単語の強調・発音・流暢さ・イントネーションといった発音に関する評価や、文法や語彙の分析など、ありとあらゆるフィードバックが返ってくる。またスピーキングの習熟度に応じて、対応するIELTSスコアやCEFRレベルなど、国際的な英語能力試験の推定スコアも表示される。AIによって苦手な発音などを分析し、ユーザーに応じてカスタマイズされたカリキュラムで発音の練習ができる。ELSAの1セッションの学習時間は平均約23分で設定されており、毎日気軽に続けられるカリキュラムとなっているとのことだ。