三鷹市・日野市で産婦人科医、小児科医、助産師にオンラインで相談ができる「産婦人科・小児科オンライン」の実証実験が開始

本事業は多摩地域でのイノベーション創出のアドバルーン（成功事例）となる「リーディングプロジェクト」を作り出すため、研究開発を終えた製品・サービスの社会実装に向けた検証に取り組む企業等を募集し、選定するものだ。選定を受け、三鷹市及び日野市において、産婦人科・小児科オンラインの実証実験を実施する。

実証実験期間：2022年8月〜2023年3月
対象：三鷹市及び日野市市内の妊産婦、子育て家庭

コロナ禍による対面ネットワークの希薄化、核家族化傾向、インターネット上での情報氾濫等、子育てを取り囲む環境は厳しいものとなり、東京都内での虐待報告数も過去最悪のレベルとなるという現状があるという。こうした、 妊娠、出産、子育ての孤立予防に産婦人科医、小児科医、助産師は重要な役割を持っている。多摩地域は、人口約423万人と非常に多い一方、人口当たりの医師数は、全国平均以下であり、特に産婦人科医、小児科領域で不足が顕著とのことだ。

この多摩地域特性に対する打開策の提案としてオンラインで産婦人科医、小児科医、助産師に相談ができる産婦人科・小児科オンラインを住民に提供し、妊娠、出産、子育ての不安軽減に貢献できるかを本実証実験で検証するとのことだ。