TIS、FAXのやり取りを効率化・自動化する「FAX受発注業務DXサービス」を提供開始

TIS株式会社は、取引先からFAXで受信する注文書や見積書・請求書などの帳票から必要情報を基幹システムへ登録し、受発注作業をワンストップで提供して作業を効率化する「FAX受発注業務DXサービス」を発表した。

「FAX受発注業務DXサービス」は、1時間当たり数千枚のFAX送受信可能なトランザクト社の「TransFax」とTISの「Paperoid」の「帳票振り分けAIサービス」と「帳票読み取りAIサービス」を組み合わせたクラウドサービスだ。FAXで受信した帳票をクラウドからダウンロード、もしくは帳票画像を添付メールで受信するなどデジタル化できるため、自社でのFAXシステムの運用が不要となり、出社の必要もなくなるなど業務のデジタルトランスフォーメーションが可能だ。また、FAX受信後の帳票を、顧客別・種類別に振分け、多種多様なフォーマットに沿い順番の変更を伴ったテキスト化や出力ができるため、後続の基幹・会計システムにインポートするデータ加工までを自動化できる。

FAX受発注業務DXサービスのイメージ
出典元:プレスリリース

■背景

日本ではFAXでの業務を行っている企業が多くあり、受信で出社せざるを得ない、大量に受信するFAXの仕分け作業に時間がかかるなどDX化が進んでいないという課題がある。また、見積書・注文書などの帳票から必要情報を基幹・会計システムに登録する作業にも多くの時間を要しており、業務の効率化やペーパーレスなどのデジタル化も求められている。そこでTISは、「FAX受発注業務DXサービス」を提供し、FAX受信業務から後続業務までワンストップでDX化することで顧客の課題解決に導くとのことだ。

■「FAX受発注業務DXサービス」の概要

「FAX受発注業務DXサービス」は、顧客とその取引先とのFAXでのやり取りを効率化・自動化するソリューションだ。

・主な機能
FAX受信時のペーパーレス化や受信時に帳票画像をメールで受信
FAX受信した帳票画像をAIが画像解析してファイル・レイアウトごとに自動で振り分け
振り分け後の帳票画像から必要情報をレイアウトに関係なく自動でOCR実行
任意で設定したOCR結果のテキスト情報の確認・修正を実施
OCR結果の修正完了後に後続システムへインポートするためのデータ加工を実施し、ファイル出力

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