がんリスク検査キットのCraif、豊田合成・トヨタ紡織から資金調達を実施

Craifは名古屋大学発のベンチャー企業として2018年に創業し、さまざまな疾患の早期発見・治療最適化に向けた新しい取り組みを通じて、“人々が天寿を全うする社会の実現”を目指している。2022年2月のサービス開始以来、次世代(*1)​がんリスク検査「マイシグナル・スキャン」は550を超える医療機関や企業の福利厚生プログラムへの採用、DtoCチャネルを通じて急速に拡大している。

また、2023年11月にはがん遺伝子検査「マイシグナル・ナビ」をリリースし。この度、事業の非連続な成長を目指して、創業地である愛知県に拠点を置く、豊田合成とトヨタ紡織から資金調達を実施したことを発表した。今回調達した資金は、検査サービスの研究開発、臨床研究の強化、そして組織拡大に伴う人材の採用に充てる予定。

*1.尿に含まれるマイクロRNAをAIで分析するがん検査技術として業界初。

マイシグナル®︎シリーズは、RNA×AIで今のがんリスクを高精度に評価できる「マイシグナル・スキャン」と、一回の遺伝子検査でがん対策の指針を示す「マイシグナル・ナビ」で構成されてる。本サービスでは、尿やだ液を採取するだけで、体に負担なく総合的ながん対策が可能。まず自分の持って生まれた遺伝的リスク・生活習慣や環境リスクを「知る」ところから支援し、がんに対する正しい知識をもとに個々人のリスクに応じた予防のための行動変容を促すことで、がんを効果的に予防する取り組みをサポート。そして、がんの「早期発見」をサポートすることで、生存率の上昇に貢献することを目指す。2024年3月現在の対応がん種は、すい臓がん、大腸がん、胃がん、食道がん、肺がん、乳がん、卵巣がんの7種とのことだ。