アバターで「瞬間移動」を実現。ANA発ベンチャー「avatarin」が目指す、未来の移動

人の意識と存在感のみを遠隔地のアバター「newme(ニューミー)」に伝送して、瞬間移動を実現するサービスである「avatarin(アバターイン)」。ANAホールディングス発のスタートアップとして2020年4月に誕生した同社には、遠隔存在伝送を実現するために世界中から優れたエンジニアが集結しています。誰もが気軽に利用でき、環境にも負荷のない新しい移動方法が実現すると世界はどう変わるのか? avatarin株式会社 代表取締役CEOの深堀 昂氏が見据える未来を伺います。

ざっくりまとめ

- 現在、世界で飛行機を利用しているのは人口の約6%のみ。誰もが気軽に移動できる手段を生み出すためにavatarin社を設立。

- 人の意識を遠隔地に伝送して、アバターを自由に動かすためには、未だ多くの課題がある。現在、avatarinはサービスをスタートさせ、実地で多くの人の協力を得て技術を磨いている。

- 深堀氏は、出張などはアバターを活用した移動に移り変わると予想。また、多くの人が利用することでアバターは賢くなるため、いずれは熟練した職人や医師の技術を誰もが利用できるようになると考える。

飛行機ユーザーは全世界人口のわずか6%という事実

——会社を起ち上げるまでの経緯を教えてください。

2016年10月にLAで、XPRIZE財団(※)主催の「10億人の生活を変える」というテーマを掲げたコンペティションでグランプリを受賞したことが大きなきっかけです。世界には多くの社会課題がありますが、その課題を解決できる人が、課題の発生場所にジャストなタイミングでいないということが問題だと思うんです。正しい場所と時間に、最適な人が瞬間移動できれば、ほとんどの課題は解決できるんじゃないかと。そのアイデアでコンペに参加したところ、グランプリを受賞することができました。

※XPRIZE財団:世界中で「イノベーション界のカリスマ」と評されるピーター・ディアマンデス氏が1995年に創立したアメリカの非営利団体。世界が直面する課題の解決を目的とした賞金レース「XPRIZE」を運営している。

当時の私はANAの社員でしたが、業務外のコンペでグランプリを取ったということで、社内で有志チームを募ってプロジェクトを継続することになりました。そこから徐々に規模を大きくしていき、2020年4月にスピンアウトしました。

当時から私は「肉体を移動させないと、人間は本当に移動ができないのか?」ということばかり考えていましたし、脳科学者とも「脳が他人と入れ替わったら、私は別人になるのではないか?」なんて話をしていました。脳の意識は電気信号なので光の速度で送ることができます。意識をいろいろなデバイスに伝送できれば、75億人で75億の課題を解決できるんじゃないかと思ったんです。

——ものすごく壮大な目標ですね。ANA入社時からその想いは抱いていたのでしょうか?

ANAに入社したのは2008年ですが、入社後にエアラインのユーザー数がどれくらいいるのかざっくり計算してみたら、世界人口の6%くらいしかいないことが分かったんです。これは本当に意外でした。日本にいると飛行機は普通にある移動手段の一つですが、世界には空港がない国や、ビザが下りない国もあるし、身体的な理由で飛行機に乗れない人も多くいる。まだまだ課題は多いなと。入社して3年後には東日本大震災が発生して、公共交通機関のもろさが露呈しました。

私は「移動の進化=人類の進化」だと考えています。徒歩から馬に乗って、馬車が生まれて、やがて自動車が発明される。フォードのT型がアメリカを席巻した歴史に始まり、イーロン・マスク氏のテスラもスペースXもすべて移動手段に関する会社です。私たちの考える移動とは身体を物理的に移動させることだけではありません。身体的な制約、時間の制約、距離の壁を超えて移動できる遠隔存在伝送の技術を追求しています。avatarin社にはAI、通信、ロボティクスに精通したトップエンジニアが世界15カ国から集まっています。

テックベンチャーとして、スタートアップのスピード感は必須

——外部のコンペでグランプリを受賞したことに対して社内ではどのような反応がありましたか?

私は飛行機が大好きでANAに入社したので、本業もしっかりやりつつ業務外のコンペに参加し、課外活動も頻繁に行っていました。幸いにも経営陣はそんな私の活動を理解してくれていました。周囲からは「変わり者じゃないけど、なんかヘンなやつだな」という視線はあったかもしれません(笑)。それでもまさかグランプリを取るとは思われていなかったようで、それには驚かれました。

——avatarin社はANAとして初めてのスタートアップということで、かかる期待も大きいかと思います。

実は、社内ではずっと辞めそうな人間だと思われていました(笑)。ただ、自分から会社を辞めたいと思ったことは一度もないし、スタートアップの経営者になりたいと思ったこともありません。このチャンスに対して最適なカタチを考え、スタートアップという位置づけに至りました。このプロジェクトはテクノロジーが重要なので、ANAの人間だけでの実現は難しいでしょう。テックベンチャーとしてANAとは異なる体制、スタートアップのスピード感が絶対に必要です。

——スタートアップ的な仕事の進め方はどこで身につけたのでしょうか?

もう10年以上前の話ですが、元デジタル庁デジタル監 石倉 洋子氏が中心となって構成されたグローバル・アジェンダ・セミナーという、次世代のグローバルリーダーを発掘して育てるプログラムに参加したことが大きいですね。私は最年少で選抜されたのですが、そこに参加している人たちは個でリーダーシップを発揮して、ムーブメントを形成して、多くの人を巻き込み、世界の課題を解決しているんです。ブルドーザーのような実行力で、グローバル規模でプロジェクトを進める人たちを見て大きな衝撃を受けました。自分はさらに努力しなければいけないと思いましたね。

——ANAという大企業で得た経験はどんなシーンで役に立ちましたか?

avatarin発足前の2018年にANAが22億円をスポンサードして、世界から820のチームが参加する「ANA AVATAR XPRIZE」という高性能遠隔操作ロボットをつくる賞金レースを起ち上げました。AIやロボティクスの世界的チームが参戦しており、そこで知り合ったエンジニアたちとのネットワークは今でも役立っています。

私たちは単にアバターとしてのロボットをつくる会社ではありません。目指しているのは瞬間移動のインフラをグローバルにつくることですが、それを実現するにはピュアスタートアップみたいな組織だと難しいんです。起ち上げ時には、スタートアップならではのスピード感と大企業のブランドを武器にしたハイブリッドモデルで進めていました。

私たちは高速でデータを暗号化して伝送するプロ集団ですが、遠隔存在伝送の技術はまだまだ難しく課題があります。人間の存在感を伝送しながら自由にロボットを動かすことはもちろん、それをどこの場所でも実現するためには多くのハードルを越える必要があります。「ANA AVATAR XPRIZE」に参加した820のチームがいずれも苦戦しており、その大変さもよく理解しています。

誰もが使える技術で、ライフスタイルのDXを目指す

——遠隔存在伝送の難しさを初心者にも分かりやすくご説明いただけますか?

まず、遠隔操作でモノを動かすことが難しいんです。距離が離れていれば遅延が生まれます。そうなるとロボットが人にぶつかったり、スムーズに会話できなくなったりします。Zoomなどのオンライン会議は基本的にデスク上で行われますが、アバターとして動き回るとなるとまったく違ったレベルの難しさになります。コンサート会場などで経験があるかと思いますが、人のたくさんいる場所はネットの接続がわるくなりますよね。同様にアバターのいる場所に大勢の人がいたら、それだけでネット環境が重たくなって、映像の処理も追いつかないわけです。

——現在、水族館などでavatarinのサービスを展開しているのは、実地で技術を磨くという意味合いもあるのでしょうか?

そうですね。沖縄の美ら海水族館は日本一の入館者数を誇ります。人が多い空間は飛び交う電波も多く、ロボットを動かすのが非常に難しい空間になります。アバター技術は操作者とロボット、二つの空間を接続する必要があります。これは実際にデータを取らないと分からないことが多く、サービスを運用して分かる課題もあります。これまで大分県の道の駅や香川県の山の上の水族館など、電波環境が未知数の場所で多くの人の協力を得てサービスを提供してきました。

私たちが開発しているモビリティはエアラインと同じです。海外に行くのにわざわざボーイングの飛行機を買いませんよね。ロボット好きのためのロボットを開発する会社ではなく、誰でも使える技術でライフスタイルのDXを目指しています。その技術を磨くため、多くの人に利用してもらいながら改良を重ねていきます。

——サービスを利用しているのはどのような層ですか?

現在、私たちが提供するサービスには大きく分けて二つの種類があります。一つは無償の15分間の操作体験です。空港をイメージした「newmeトレーニングセンター」でアバター操作を体験していただけるのですが、これは会社のDX担当者や新規事業担当者の方に多くご利用いただいています。もう一つは水族館などのテーマパークでのアバター操作体験で、家族連れのお客さまが多いですね。

——newmeのデザインはあまりロボットらしさがありませんが、やはりこれは狙ったものですか?

そうです。いわゆる「人感」をミニマルにどうやって表すのかを追求した結果です。人間の奥行き、親しみやすさを表現するために、newmeは丸みを帯びたデザインになっています。これまで主に化粧品のデザインなどを手がけてきたデザイナーに担当してもらったのですが、実はロボデザインは未経験でした。一度アメリカでデザインを依頼したこともあるのですが、ターミネーターみたいなロボットが出てきたんです(笑)。newmeで重視しているのは、電源が入ってなくても可愛いデザインです。

また、newmeには無駄な機能もあります。その一つが首振り機能です。魚眼レンズを採用すれば首を動かさずに上下が見られるので、技術的には不要な機能なんです。しかし、お客さまが上を見ているのか、下を見ているのかでスタッフの案内は変わります。その人の視線を把握し、適切な接客ができるようにするために、あえて採用した機能です。

誰もが気軽にアバターでの「瞬間移動」ができる、新しい移動の形をインフラに

——アバターの技術を通してどのような展望を描いているのか教えてください。

私たちが目指すのは移動の民主化です。avatarin社にはシリア出身で博士号を持った優秀なエンジニアがいますが、シリア出身というだけで簡単に海外に行けない現状があります。コロナ禍の影響がなかったとしても、まだまだ移動は民主化されていません。私たちのキーワードは「Instant」「Sustainable」「Inclusive」です。気軽に使えて、環境に優しい。自動運転が実現しても道路の整備や信号機は必要ですが、アバターでの瞬間移動なら飛行機や車の移動に比べてCO2排出量を劇的に減らせます。そして、入院していても、身体にハンデを抱えていても、誰もが気軽に使えるのもアバターならではです。

これからは家族の思い出としての旅行は飛行機を使って移動し、出張などはアバターで効率的に巡るようになるでしょう。観光という面では、たとえばオーロラを見るために現地へ出向いたとして、天候に恵まれなければ見ることはできません。一方、アバターならいつでも気軽に現地にアクセスできます。ルーブル美術館でダ・ヴィンチの作品を見たり、紛争地域で現地の住民とコンタクトしたりすることも可能です。

将来は街にインフラとしてnewmeが配置され、誰でも気軽にアバターでの瞬間移動ができるようになる。そんな展望を描いています。

——まるでシェアサイクルのようにアバターが使える世の中ですね。

そうですね。シェアサイクルと違うのは、アバターは多くの人が使えば使うほど優秀になるということです。熟練した溶接工の動きをアバターが学習すれば、どんな人でも溶接ができるようになります。若手の医師が専門医のスキルをDLしてアバターで患者を診察する、なんてこともできるでしょう。私たちの目標は人類の100%が手軽に瞬間移動できる世界を実現することです。達成した際には、次世代のインターネットとしてavatarinが語られ、人類の進化といわれるようになると考えています。
深堀 昂
avatarin株式会社 代表取締役CEO

2008年に、ANAに入社し、パイロットの緊急時の操作手順などを設計する運航技術業務を担当する傍ら、新たなマーケティングモデル「BLUE WINGプログラム」を発案、Global Agenda Seminar 2010 Grand Prize受賞、南カルフォルニア大学MBAの教材に選出。
2016年には、XPRIZE財団主催の次期国際賞金レース設計コンテストに参加し、アバターロボットを活用して社会課題解決を図る「ANA AVATAR XPRIZE」のコンセプトをデザインしグランプリ受賞。
2020年4月にANA発スタートアップ 「avatarin株式会社」を創業。
2021年6月、avatarin社の事業モデルがハーバード・ビジネス・スクールの教材に選出。
2022年、第4回日本オープンイノベーション大賞 内閣総理大臣賞受賞。

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