エンタメだけじゃない!様々な分野で広がるVRコンテンツを紹介

テレビやニュースでも連日取り上げられ、盛り上がりを見せるVR。ゲームや動画をはじめとしたエンターテインメント分野のイメージが強いVRですが、近年では様々な業界で活用が進み、多くのコンテンツが生み出されています。

ここでは、VRやVRコンテンツの基本知識、私たちがすぐにでも体験できるコンテンツや様々な業界で活用されているVRコンテンツについて紹介します。

VRコンテンツの基本知識

幅広い分野で活用が進めらているVRコンテンツ。そんなVRコンテンツを詳しく紹介する前に、まずはVRの概念や、VRコンテンツの筆頭であるゲームや動画コンテンツについて詳しく紹介していきたいと思います。

そもそもVRとは?

VRは「Virtual Reality」の略称で、日本語では「仮想現実」や「人工現実感」などと称されます。

専用のVRゴーグルやヘッドセットを装着することで、様々な形で作られたバーチャルな世界をまるで現実世界のようにリアル体験することできるのがVR技術です。

VRの主力コンテンツはゲーム

VRコンテンツの中でも最も開発が進んでおり、人気が高いコンテンツはやはりゲームと言えるでしょう。

VRゲームでは、ゲームという仮想世界に自分が本当に入り込んだような疑似体験ができることが魅力で、従来のゲーム機では体験できないリアリティーのある画像や高い没入感から多くのファンを獲得しています。VRでしかプレイできないゲームなども多数あり、今後ますます成長が見込まれる分野です。

大手企業も続々と参入!VR動画

数あるVRコンテンツの中でもゲームと並び、ユーザーからの支持を集めているのがVR動画です。

VR動画は大きく「ホームシアター型」と「360度動画型」という2つの種類に分けることができます。ホームシアター型では、動画や映画を大画面で視聴することができ、まるで映画館にいるような気分を味わうことができます。360度動画型は、動画や映画の世界に入り込んだような体験ができるもので、どちらも高い人気を誇っています。

比較的安価で手に入れることができるスマホVRゴーグルでも十分にその世界観を味わうことができることから、近年に急速に人気が高まっており、YouTubeやNetflix、Amazonプライム・ビデオなど有名企業や大手企業も続々とVR動画の提供に乗り出している注目度の高いVRコンテンツです。

いつでもどこでも!体験型VRコンテンツ

ゲームや動画以外にも私たちの身近にはVRを活用した様々なコンテンツが存在しています。
ここでは、VRに興味はあるものの、まだVRの世界を体験したことがないという方や、様々な分野のVRコンテンツを体験してみたいという方におすすめのVRコンテンツを紹介します。

VR×観光

観光分野では、VRの特性を生かし、世界の都市や絶景スポットへの疑似観光体験ができるコンテンツが人気を集めています。日本でも観光客誘致の施作としてVR観光アプリや360度動画を活用する自治体が増えつつあります。

また、VRを使って観光スポットの魅力をさらに引き出す技術も開発されており、史跡にスマホをかざすと当時の様子をVRで見ることができたり、VRゴーグルを使用することで過去の時代にタイムスリップしたような体験ができたりするようなコンテンツも話題を集めています。

VR×不動産

賃貸住宅を決める際や、住宅購入の際、居住後のトラブルなどを未然に防ぐために必ず行いたい内見ですが、何箇所も見て回る時間が取れない、現地が遠いなどの理由から内見ができないというケースも多々あります。

そこで現在注目を集めているのが「VR内見」です。VR内見とはその名の通り、VR技術を使用し、現地に行かずとも簡単に内見ができるコンテンツサービスのことです。自宅や不動産会社の店舗から好きな時に内見ができる、入居中や海外の物件など通常では内見が難しい物件でも見ることができる、建築途中やリフォーム途中の物件が完成した様子をバーチャルで体験することができるなど、様々なメリットがあるため、現在多くの不動産会社が導入を進めています。

VR×ショッピング

国内外の多くの企業が開発、提供を開始し始めているVRショッピング。
自宅にいながら、実店舗にいるような感覚でショッピングが楽しめる点や、従来のECショッピングで懸念されるミスマッチが起こりにくいという点から、未来の買い物の形としても注目を集めています。
VR空間に店舗を展開することから店内装飾や空間表現の自由度が高い、店舗の広さに制約がないため様々な商品を販売できる、実店舗のように在庫を抱える必要性がないため低コストで運用ができるなど、アパレルショップや小売店側にも多くのメリットがあるため、大型百貨店なども導入を進めている話題のコンテンツです。

様々な分野で広がるVRコンテンツ

VRが活用されている現場はまだまだたくさんあります。ここでは、教育、医療、ビジネスの分野で活用されているVRコンテンツについて紹介します。

VR×教育

VR特有の高い没入感や脳を刺激するリアリティーのある映像を活用したVR教育コンテンツは、学習効果や学習意欲の向上に繋がるとして、小学校や中学校などの学校教育の現場でも採用が進みつつあります。

例えば、現実ではなかなか行くことのできないアジア諸国への社会科見学をVRで実施し、現地の風景や文化、人々の生活を学んだり、津波が発生するメカニズムや津波の威力をVRで体験、理解する津波学習を実施したりといった取り組みが実際の教育現場で行われています。

また、VR教育は学校以外の学習の場でも導入が進んでおり、VR空間でキャラクターと英会話を楽しむコンテンツや、海外からきた観光客を英語でもてなす体験ができるコンテンツ、VR空間でAI講師と会話することで、発音や流暢さなどの7項目をリアルタイム分析、スコア化してくれるコンテンツなど、様々なアプリケーションが次々と開発されています。

VR×医療

医療分野においても様々な形でVRの導入が進んでいます。

例えば、手術の現場では、VRで手術を撮影し、それを若手医師たちの手術トレーニングとして活用したり、患者のCTやMRIデータから3Dデータを作成し、より精密な手術計画の立案や事前シミュレーションを可能にしたり等、医療技術の向上や患者の負担を軽減するようなコンテンツが続々と開発されています。

また、PTSDなどのカウンセリングに使用されるVRセラピーや、VR歩行訓練などリハビリに役立つコンテンツ、76歳の高齢者の身体や統合失調症などの疑似体験ができるコンテンツも開発されており、今後さらに幅広い領域でVRが活用されることが期待されています。

VR×ビジネス

VR技術は様々なビジネスの現場でも活用されています。

例えば、建設業の現場では、VRを活用し、運転者が遠隔地にいても実際に搭乗しているのと同感覚で重機の操作ができるシステムが開発されています。これにより、災害や火災など人の立ち入りが難しい現場でも安全に重機を操作することが可能となります。

また、介護業界では、VRによって介護される利用者の体験ができるコンテンツを導入し、介護スタッフの研修や教育に活用されています。

さらなる進化が見込まれるVRの未来に期待

VRは、今まで不可能だと思われていたことを体験可能にしたり、不都合や不自由だと思われていたことを解消したりと私たちの未来を豊かにする無限の可能性を秘めています。

ゲームや動画などのエンターテイメント分野はもちろん、ビジネスや医療、教育など幅広い分野でコンテンツ開発や導入が進むであろうVRから目が離せません。

人気記事

AIの思考を人間が助ける。AI領域で人気の職種「プロンプトエンジニア」とは何か

AIの思考を人間が助ける。AI領域で人気の職種「プロンプトエンジニア」とは何か

プロンプトエンジニアという言葉をご存知でしょうか。英語圏では2021年頃から盛り上がりを見せている職種の一つで、中国でも2022年の夏頃からプロンプトエンジニアの講座が人気を呼んでいます。今回は、プロンプトエンジニアとは何か、どうトレーニングすればよいのかについて、日本国内でプロンプトエンジニアの採用と教育を実施している株式会社デジタルレシピ 代表取締役の伊藤 新之介氏に解説していただきました。

ChatGPTを仕事にどう使う? 【「ChatGPTのビジネスにおける活用法と限界」ウェビナーレポート】

ChatGPTを仕事にどう使う? 【「ChatGPTのビジネスにおける活用法と限界」ウェビナーレポート】

知りたいことや聞きたいことをテキストで入力すると、あらゆることについて人間のような文章で回答してくれる対話型AI「ChatGPT」が日本を含め世界中で話題になっています。誰でも無料で利用できるため、「早速使った」という人も多いかもしれません。しかし、とりあえず使ってみたものの「実際に普段の仕事で活用するにはどうすればよいのか」「ChatGPTの普及で何が変わるのか」などの疑問を抱いた方もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、国内最大7万人超のAI・データ人材プラットフォームを運営する株式会社SIGNATEが2023年3月7日に開催し、代表取締役社長CEOの齊藤 秀氏が登壇したウェビナー「ChatGPTのビジネスにおける活用法と限界」の内容をもとに、ChatGPTの最前線をレポートします。

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国企業の最新動向から、DXのヒントを探っていく本連載。今回は、ガソリン車に代わるモビリティとして期待が高まるEV(Electric Vehicle=電気自動車)と、その核とも言える自動運転技術で世界をリードする中国の強さに迫ります。前編では「EV先進国」の名を欲しいままにしているその理由を、国の政策や技術の面から探ってきました。後編となる今回は、自動車産業に参入してきた新興メーカー3社を紹介するとともに、日本の立ち位置の考察、中国が抱える課題を話題に進めていきます。

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

テクノロジーの力で子育てを変えていく。そんなミッションを掲げ、泣き声診断アプリや赤ちゃん向けスマートベッドライトなど、画期的なプロダクトを世に送り出してきたファーストアセント社。「CES2021 Innovation Awards」を受賞するなど、世界的に注目を集めるベビーテック企業である同社の強さの秘密とは。服部 伴之代表にお話を伺いました。

メタバース覇権を握る、最有力候補!? フォートナイトを運営する「Epic Games」 〜海外ユニコーンウォッチ #6〜

メタバース覇権を握る、最有力候補!? フォートナイトを運営する「Epic Games」 〜海外ユニコーンウォッチ #6〜

「ユニコーン企業」――企業価値の評価額が10億ドル以上で設立10年以内の非上場企業を、伝説の一角獣になぞらえてそう呼ぶ。該当する企業は、ユニコーンほどに珍しいという意味だ。かつてはFacebookやTwitterも、そう称されていた。この連載では、そんな海外のユニコーン企業の動向をお届けする。今回は人気オンラインゲーム「フォートナイト」を運営する「Epic Games(エピック ゲームズ)」を紹介する。

【AI×音楽】AI作曲が可能となっても、作曲家の仕事は残る。「FIMMIGRM」が変える音楽の未来<後編>

【AI×音楽】AI作曲が可能となっても、作曲家の仕事は残る。「FIMMIGRM」が変える音楽の未来<後編>

AIによりヒットソングの特徴をふまえたオリジナル楽曲を作成するサービス「FIMMIGRM(フィミグラム)」。AIによる作曲サービスが盛り上がりを見せつつある昨今、音楽プロデューサーとしてYUKIや中島美嘉、Aimerなどのアーティストを手がけてきた玉井健二氏が開発に携わっていることで、大きな話題を呼んでいます。 FIMMIGRMの利用方法は、大量に自動生成された曲から好みの曲をジャンルごとに選択するGENRES(ジャンル)、ワンクリックでAIが曲を生成する ONE-CLICK GENERATE(トラック生成)、ユーザーの自作曲をもとにAIが曲を生成するGENERATE(トラック生成)、AIが生成した曲にプロの編曲家が手を加えるPRO-ARRANGED(プロアレンジ)の4パターン。AIにより専門知識不要で誰もが作曲できるようになる未来が間近に迫った今、音楽業界はどのように変化するのか? 株式会社TMIKと音楽クリエイター集団agehaspringsの代表を務める玉井健二氏にお話を伺いました。

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

国内でMaaS(Mobility as a Service)実証が活発化している。新たな交通社会を見据え、既存の交通サービスの在り方を見直す変革の時期を迎えているのだ。 交通社会は今後どのように変わっていくのか。MaaSの基礎知識について解説した上で、海外のMaaSに関する事例を参照し、その変化の方向性を探っていこう。

【海外レポートから読み解く】2025年、AIはここまで進化する

【海外レポートから読み解く】2025年、AIはここまで進化する

2022年7月に画像生成AI「Midjourney」がリリースされ、その後「Stable Diffusion」などのさまざまな画像生成AIが数多く登場するなど、大きな話題を呼びました。この数ヵ月の間、世界の人々のAIに対する捉え方は大きく変わったのではないでしょうか。 今後AIはどのような進化を遂げていくのか。今回は、国内外のAI事情に詳しい株式会社デジタルレシピ 代表取締役の伊藤 新之介氏に、海外のレポートから読み解くAIの進化について解説していただきました。

メンタルヘルス後進国、日本。DXはメンタルヘルスに貢献できるのか

メンタルヘルス後進国、日本。DXはメンタルヘルスに貢献できるのか

欧米に比べ大きく遅れているといわれる日本のメンタルヘルスを取り巻く環境。事実、欧米ではカウンセリングを受診した経験のある人は52%にも上りますが、日本では6%という低水準。先進国のなかで突出した自殺者数についても、厚生労働省は深刻な状況と受け止めています。 そんななか、β版での運用を終え、2022年7月5日に正式ローンチされた「mentally(メンタリー)」は、日本では敷居の高いメンタルヘルスに関する相談が気軽に行えるアプリ。株式会社Mentally 代表取締役CEOを務める西村 創一朗氏は、自身も過去に双極性障害(※)を乗り越えた経験を持っています。メンタルヘルス市場はDXによりどう変化していくのか。インタビューを通して、日本のメンタルヘルス市場の未来を紐解きます。 ※ 双極性障害:活動的な躁(そう)状態と、無気力なうつ状態を繰り返す障害。

クリエイター支援プラットフォーム「Patreon(パトレオン)」〜海外ユニコーンウォッチ #9〜

クリエイター支援プラットフォーム「Patreon(パトレオン)」〜海外ユニコーンウォッチ #9〜

「ユニコーン企業」ーー企業価値の評価額が10億ドル以上で設立10年以内の非上場企業を、伝説の一角獣になぞらえてそう呼ぶ。該当する企業は、ユニコーンほどに珍しいという意味だ。かつてはFacebookやTwitterも、そう称されていた。この連載では、そんな海外のユニコーン企業の動向をお届けする。今回はクリエイターを支援するプラットフォームサービスを提供する「Patreon(パトレオン)」を紹介する。

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

テクノロジーの力で子育てを変えていく。そんなミッションを掲げ、泣き声診断アプリや赤ちゃん向けスマートベッドライトなど、画期的なプロダクトを世に送り出してきたファーストアセント社。「CES2021 Innovation Awards」を受賞するなど、世界的に注目を集めるベビーテック企業である同社の強さの秘密とは。服部 伴之代表にお話を伺いました。

AIの思考を人間が助ける。AI領域で人気の職種「プロンプトエンジニア」とは何か

AIの思考を人間が助ける。AI領域で人気の職種「プロンプトエンジニア」とは何か

プロンプトエンジニアという言葉をご存知でしょうか。英語圏では2021年頃から盛り上がりを見せている職種の一つで、中国でも2022年の夏頃からプロンプトエンジニアの講座が人気を呼んでいます。今回は、プロンプトエンジニアとは何か、どうトレーニングすればよいのかについて、日本国内でプロンプトエンジニアの採用と教育を実施している株式会社デジタルレシピ 代表取締役の伊藤 新之介氏に解説していただきました。

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

国内でMaaS(Mobility as a Service)実証が活発化している。新たな交通社会を見据え、既存の交通サービスの在り方を見直す変革の時期を迎えているのだ。 交通社会は今後どのように変わっていくのか。MaaSの基礎知識について解説した上で、海外のMaaSに関する事例を参照し、その変化の方向性を探っていこう。

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国企業の最新動向から、DXのヒントを探っていく本連載。今回は、ガソリン車に代わるモビリティとして期待が高まるEV(Electric Vehicle=電気自動車)と、その核とも言える自動運転技術で世界をリードする中国の強さに迫ります。前編では「EV先進国」の名を欲しいままにしているその理由を、国の政策や技術の面から探ってきました。後編となる今回は、自動車産業に参入してきた新興メーカー3社を紹介するとともに、日本の立ち位置の考察、中国が抱える課題を話題に進めていきます。

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

「ユニコーン企業」ーー企業価値の評価額が10億ドル以上で設立10年以内の非上場企業を、伝説の一角獣になぞらえてそう呼ぶ。該当する企業は、ユニコーンほどに珍しいという意味だ。かつてのfacebookやTwitter、現在ではUberがその代表と言われている。この連載では、そんな海外のユニコーン企業の動向をお届けする。今回は欧米を中心に注目されている「代替肉」を扱う「インポッシブル・フーズ」を紹介する。

コロナ禍でラジオが復権!? 民放ラジオ業界70年の歴史を塗り替えたradiko(ラジコ)の「共存共栄型 DX」とは

コロナ禍でラジオが復権!? 民放ラジオ業界70年の歴史を塗り替えたradiko(ラジコ)の「共存共栄型 DX」とは

Clubhouseをはじめ、新勢力が次々と参入し、拡大を見せる音声コンテンツ市場。その中で、民放開始から70年の歴史に「大変革」を巻き起こしているのが“ラジオ”です。放送エリアの壁を取り払う、リアルタイムでなくても番組を聴けるようにするといった機能で、ラジオをデジタル時代に即したサービスに生まれ変わらせたのは、PCやスマートフォンなどで番組を配信する『radiko(ラジコ)』。今回は、株式会社radiko 代表取締役社長の青木 貴博氏に、現在までのデジタルシフトの歩みと将来の展望について、お話を伺いました。