急成長スタートアップ経営陣が語る、各事業フェーズで感じる「課題」とは? バンカブル × FastGrow 「スタートアップ企業経営の『ここだけの話』」イベントレポート
2024/4/25
短期間で大きな成長を目指す企業である「スタートアップ」。一方で、急速な成長を目指すからこそ、まさに「成長痛」とも言えるような課題や問題が発生することもまた事実です。そのような課題と解決策に向き合うべく、分割・後払い(BNPL)サービス「AD YELL(アドエール)」「STOCK YELL(ストックエール)」を展開する株式会社バンカブルと、スローガン株式会社が運営するビジネスコミュニティ「FastGrow」は、2024年3月28日、オフラインイベント「スタートアップ企業経営の『ここだけの話』─アーリー期からミドル期の難局とその解決策を探る」を開催しました。異なるフェーズの急成長スタートアップ4社から、起業家・経営者を招き、それぞれが直面している悩みや、その解決策を探りました。今回は、本イベントで行われたトークセッションをレポートします。
トークセッションでは、株式会社Sales Marker 代表取締役 CEO 小笠原 羽恭氏、ポジウィル株式会社 代表取締役 金井 芽衣氏、株式会社Linc’well 執行役員 Chief Financial Officer(CFO)兼 コーポレート部長 新貝 仁那氏、X Mile株式会社 Co-Founder COO 渡邉 悠暉氏が登壇し、株式会社バンカブル 代表取締役社長 髙瀬 大輔氏がファシリテーターを務めました。立場や事業フェーズの異なる4名それぞれが、今、感じている組織の課題や今後のさらなる成長に向けたポイントについて明かしました。
Contents
「視座を上げてくれる投資家」を求めている
レイターステージでは「どうリターンを出すか」が重要に
未上場の段階で、上場後も安定的に伸びていく状況をつくる
事業成長の確実性とスピードをあげる、コンパウンドスタートアップという形
株式会社Sales Marker 代表取締役 CEO 小笠原 羽恭
新卒で野村総合研究所に入社し、基幹システムの開発、PM、先端技術R&D、ブロックチェーン証券PFの構築、新規事業開発に従事。その後コンサルティングファームに移り、経営コンサルタントとして新規事業戦略の立案、営業戦略立案、AIを活用したDXなどのプロジェクトに従事。2021年にSales Marker(旧:CrossBorder)を創業。2022年には国内初のインテントセールスSaaS「Sales Marker」の提供を開始。ローンチから現在まで400社以上の企業様に導入いただく。2023年、Forbes 30 Under 30 Asia List選出、一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)協議員就任。
ポジウィル株式会社 代表取締役 金井 芽衣
1990年生まれ。短大で保育士・幼稚園教諭の免許取得後、キャリアカウンセリングに出会い、2010年に法政大学キャリアデザイン学部に編入学。卒業後はリクルートエージェント(当時)にて人材紹介の法人営業として勤務した後、2017年に国家資格キャリアコンサルタントに登録。同年ポジウィルを設立し、代表取締役に就任。現在までに総額約3億円の資金調達を実施しつつ、キャリアに特化したパーソナル・トレーニング「POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)」を運営。
株式会社Linc’well 執行役員 Chief Financial Officer(CFO)兼 コーポレート部長 新貝 仁那
2007年4月、JPモルガン証券の投資銀行部門に入社。10年以上にわたり、同社及びゴールドマン・サックス証券二社にて、M&Aアドバイザリー、株・債券のグローバル・オファリング、またSyndicated & Leveraged Finance等の実務に従事。2020年9月より、五常・アンド・カンパニーにてIR・資金調達を担当。翌年7月より、同社のグループ戦略及びFP&Aを統括するStrategy & Analytics部門の立ち上げに従事、同部門の部長に就任するとともに、同社経営チーム(Executive Committee)に参画。 2022年8月、株式会社Linc’wellにて執行役員CFOに就任。2023年11月より、コーポレート部長を兼務。慶應義塾大学総合政策学部卒業。ペンシルバニア大学ウォートン校経営学修士。
X Mile株式会社Co-Founder COO 渡邉 悠暉
国際基督教大学(ICU)在学中に、人材系大手エン・ジャパンの新規事業企画にてHRtech(SaaS)の企画開発・営業を担当。その後、エス・エム・エス出身者が起業した創業1年目のHRtechスタートアップで、営業兼キャリアコンサルタントに従事。全社MVPを獲得。2018年7月に、エス・エム・エス出身者が起業した創業5年目のベンチャー、株式会社ネクストビートに入社。高所得層主婦向け情報メディア事業・宿泊施設向け人材支援事業の2つの新規事業を経て、2019年8月よりX Mile株式会社のCo-Founder COOとしてのキャリアをスタート。
株式会社バンカブル 代表取締役社長 髙瀬 大輔
事業会社のマーケターを経験後、デジタルホールディングス傘下のオプトへ入社。同グループのインハウス支援コンサルティング会社ハートラス(旧エスワンオーインタラクティブ)代表を経て、2021年4月よりバンカブルの代表取締役社長に就任。“新たな金融のカタチを創り出す”をミッションに掲げ、広告費の分割・後払いサービス「AD YELL(アドエール)」、在庫/仕入費の分割・後払いサービス「STOCK YELL(ストックエール)」を展開中。