リコー、発話した音声をリアルタイムにイラスト化してコミュニケーションをサポートする「piglyph」を開発

株式会社リコーは、発話した音声をリアルタイムにイラスト化してコミュニケーションをサポートするビジュアルコミュニケーションシステム「piglyph(ピグリフ)」を開発したと発表した。

これは、社内起業家とスタートアップを支援するリコーの事業共創プログラム「TRIBUS(トライバス) 2020」において、同社の社内チームが提案し、選定されたプロジェクトだ。

今回、学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校・S高等学校・N中等部が実施する体験学習プログラム(オンラインワークショップ)で、「piglyph」が活用されることになったという。言葉だけでは伝えにくい参加者の考えをリアルタイムにイラストで具現化していくことで、共同作業やコミュニケーションの質の向上を支援するとのことだ。
出典元:プレスリリース
今回リコーが提供する「piglyph」は、音声や入力された文字に紐づいたイラストがリアルタイムで画面上に提案され、その中から最もイメージに合ったイラストを選んで利用するシステム。誰でも簡単にアイデアを表現したり、共同で一つのイメージを作り上げたりすることが可能だ。参加者がインタラクティブに互いの思い浮かべるイメージを共有することで、テキストベースのコミュニケーションと比べて、オンラインでのコミュニケーションがより充実したものになることが期待できるという。今後は、オンラインでの配信やリアルな場でのワークショップなどにも活用の幅を広げるため、パートナーと連携しながらシステムの開発と検証を進めるとのことだ。

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