仮想通貨【注目テーマ5選】今さら聞けない「メタバース」「NFT」「カーボンニュートラル」最新事情
2021/11/25
「その変革に勇気と希望を」というコンセプトを掲げ、さまざまな企業のデジタルシフトに関する取り組みやサービスの背景をお届けするデジタルシフトタイムズ。その数ある記事の中から、編集部独自の観点で「まず読んでほしい!」記事を厳選する特集企画。今回は、デジタルシフトに纏わる注目テーマ別に、新たなビジネスを最前線で仕掛けている「スタートアップ」に関する記事を五つご紹介します。メタバースやNFT(非代替性トークン)、空飛ぶクルマ、カーボンニュートラル、キャッシュレスといった分野の実態はどうなっているのか? そして、どんな視点で市場を捉え、新しいビジネスが展開されているのか? スタートアップが見据える未来をお届けします。
※紹介する記事の内容は取材時点のものです。
Contents
世界をもっと自由で多様なものへと創り変える「メタバース」
ざっくりまとめ
- メタバースの土台にあるのは、「複数の現実を生きている」という感覚。SNSなどのデジタルなコミュニケーションも、広義の意味ではメタバースといえる。
- REALITYは、バーチャルライブ配信アプリをベースにメタバース事業を展開。法人に特化したパッケージも。
- コミュニティづくりには運営の不断の努力と、「荒らし行為」を誘引しない世界観づくりが大切。
- メタバースの普及は、多様性の肯定にもつながっていく。REALITYでは、独自の経済圏の構築にも注力。
データの唯一性がエモさを生む「NFT」
ざっくりまとめ
- NFTはゲーム内の「取引」にリアルな手触りをもたらす。
- 仮想通貨の次として選ばれたNFT。月間250億円を売り上げるゲームも。
- NFTゲームは、NFTアートを上回る市場ポテンシャルを秘めている。
- NFTは長寿命化するIPコンテンツの活用にも資する。
移動という概念自体を大きく変える「空飛ぶクルマ」
ざっくりまとめ
- 2023年に事業化、2025年に万博でサービス開始。その後、一般販売も開始される。実現のための大きな課題は各国の法整備をはじめ、山積み。
- 技術面の課題も多いが、特にバッテリーと通信は深刻。ハイブリッド化や、ナローバンドと5Gの併用が検討されるも、さらなるイノベーションも必須。
- 世界でも稀な「空飛ぶクルマのインフラづくり」に取り組むエアモビリティ社。機体販売とシステムインフラの二つのプラットフォームの構築に着手。
- 資金調達の自由度の低さから、世界に出遅れつつある国内メーカー。国による成長産業支援策も宿題事項。
- 飛行機や鉄道などの二次交通の領域での活躍も期待される「空飛ぶクルマ」。不動産業界にゲームチェンジをもたらす可能性も。
- エアモビリティ社と三重県が目指す、国内初の有人飛行実験。インフラプラットフォーマーとして、ビッグデータを活かしたビジネス展開も視野に。
大きなビジネスチャンスを秘めた時代の潮流「カーボンニュートラル」
ざっくりまとめ
-「2050年、カーボンニュートラル実現」には、あらゆる企業が今すぐ、本気で変革に取り組む必要がある
-今すぐできる対応策は、「グリーン電力」への切り替えや、「グリーン電力証書」の購入
-今後は、どんな企業も脱炭素化に取り組まざるを得ない。それを支援するDXサービスは、大きなビジネスチャンスがある。エネルギーテック分野に多くの企業の参入を!
お金管理が見直され始めるほど進む「キャッシュレス」
ざっくりまとめ
- 起業の背景にあったのは、悔しさ。フリマアプリの運営で気づいたイシューにも向き合いたい。
- リアルタイムの支出管理やパートナーとの立替精算。従来の家計簿アプリが取りこぼしていた、そんなユーザーを狙う。
- 優れたプロダクトは「実在の課題」を解決する。それを見つけるためのユーザーインタビューの秘訣は「現在の対処法」を探ること。
- お金管理を分かりやすく。高い倫理観を持ちながら、フィンテックでキャッシュレスをさらに加速する。