【クリエイティブ5選】デザイン、アニメ、音楽! DXにより変革が進むクリエイティブ領域
2023/2/9
「その変革に勇気と希望を」というコンセプトを掲げ、さまざまな企業のデジタルシフトに関する取り組みやサービスの背景をお届けするデジタルシフトタイムズ。その数ある記事のなかから、編集部独自の観点で「まず読んでほしい!」記事を厳選する特集企画。今回は、クリエイティブにまつわる記事を五つご紹介します。機械化・自動化が進みにくいといわれるクリエイティブ領域でも、さまざまなデジタルシフトが起きています。デザインやアニメ、音楽など、その変革の最前線について深掘りした記事をお届けします。
※紹介する記事の内容は取材時点のものです。
Contents
世界中のすべての人に「デザイン」を届けるユニコーン企業
ざっくりまとめ
- Canvaはクリエイターだけに閉ざされていた市場を開放。デザインのすそ野を拡げた。
- 日本では個人のインスタ投稿画像の作成目的から利用が拡大。現在は企業も積極活用中。
- オンラインで共同作業できる機能は、オフィスの分散化が進むいま、チームでの仕事に最適。デザイナーはクリエイティビティが必要な業務に専念することが可能に。
- ユーザーの持つ背景、各国の文化をすべて受け入れたデザインを生み出していきたい。
- オフィス内のすべてのパソコンでCanvaが立ち上がっている世界を目指す。
AIの活用で「人には、よりクリエイティブな仕事を」
ざっくりまとめ
- 「CLOVA Note」は、あらかじめ正解を示さなくても、自分で学習してくれるAIを利用した、最先端のEnd-to-End音声認識を採用。
- 「人の仕事を奪うのではなく、面倒な作業から解放するためのAIプロダクト」と砂金氏は話す。
- LINEは、『ドラえもん』のように人に寄り添う「ひとにやさしいAI」を標榜。
- 日本語と向き合い、紡いだ技術を、アジアへ、世界へ。
「ここまでできる」、AIによる衝撃のクリエイティブ制作
ざっくりまとめ
- 2018年、動画編集アプリで作成されたオバマ元大統領の演説動画が話題になった。
- 2020年にはアメリカの有名ニュースサイト「Hacker News」に寄稿された、AIが作成した記事がアクセスランキングで1位になった。
- 同じく2020年にエミー賞のVR部門を受賞した「Wolves in the Walls」は主人公のセリフのほぼすべてをAIが作成している。
アニメ業界を変える、NFTを活用した新たなエコシステムの可能性
ざっくりまとめ
- つくる人と売る人が分断された日本の「製作委員会方式」はクリエイターの厳しい労働環境に影響を与えてきた。
- ANIM.JPの立ち上げは、海外のWeb3プロジェクトのアニメ参入も一つのきっかけ。
- ANIM.JPは、NFTホルダーとクリエイターがともに作品をつくる「共創型」プロジェクト。
- エコシステムを構築することで、日本のアニメ制作に新たな選択肢を増やしていく。
誰もが「作曲家」になることができる時代へ
ざっくりまとめ
- FIMMIGRMは、若手音楽クリエイターの編曲スキルを伸ばすための教材となる原曲を大量に生み出すために開発された。
- ヒット曲のパターンは少なく見積もっても40~50通り。1,000曲分の構造を完璧にコピーできれば、作曲はできるようになる。
- 音楽の専門的な知識がなくても、FIMMIGRMがあれば編集感覚で作曲できる。
- ヒット曲に共通するメロディは1970年代に出尽くしている。現在はコード進行、メロディ、リズムに変化を与えることで、新しい曲が生み出されている。
- FIMMIGRMにより誰もがオリジナル曲を持てるようになると、人々の創作意欲が刺激されてマーケットも拡大していく。