【話題のサービス5選】「メタバース」「デザイン」「家計簿プリカ」、すぐに体験できるtoCサービス
2022/3/31
「その変革に勇気と希望を」というコンセプトを掲げ、さまざまな企業のデジタルシフトに関する取り組みやサービスの背景をお届けするデジタルシフトタイムズ。その数ある記事のなかから、編集部独自の観点で「まず読んでほしい!」記事を厳選する特集企画。今回は、注目のメタバースや、デザインプラットフォーム、家計簿プリカなど、今日からでも始められるコンシューマー向けサービスを取り上げた記事を五つご紹介します。
サービス開発の背景とは? また、市場をどのように捉え、今後どのようにサービスを展開していくのか? ユーザーに選ばれるプロダクトがいかにして生み出されたのか、その秘密をお届けします。
また、今回ご紹介するのは、記事を読んだあと、すぐにサービスを体験できる好事例。実際に体験することは、自社のデジタルシフト推進の一助になるかもしれません。新年度から「何か始めてみようかな」と思っている方も必読です。
※紹介する記事の内容は取材時点のものです。
Contents
メタバースでコミュニケーションを楽しむプラットフォーム「REALITY」
ざっくりまとめ
- メタバースの土台にあるのは、「複数の現実を生きている」という感覚。SNSなどのデジタルなコミュニケーションも、広義の意味ではメタバースといえる。
- REALITYは、バーチャルライブ配信アプリをベースにメタバース事業を展開。法人に特化したパッケージも。
- コミュニティづくりには運営の不断の努力と、「荒らし行為」を誘引しない世界観づくりが大切。
- メタバースの普及は、多様性の肯定にもつながっていく。REALITYでは、独自の経済圏の構築にも注力。
デザイン制作に取り掛かる長いプロセスをシンプルかつ、一つにまとめた「Canva」
ざっくりまとめ
- Canvaはクリエイターだけに閉ざされていた市場を開放。デザインのすそ野を拡げた。
- 日本では個人のインスタ投稿画像の作成目的から利用が拡大。現在は企業も積極活用中。
- オンラインで共同作業できる機能は、オフィスの分散化が進むいま、チームでの仕事に最適。デザイナーはクリエイティビティが必要な業務に専念することが可能に。
- ユーザーの持つ背景、各国の文化をすべて受け入れたデザインを生み出していきたい。
- オフィス内のすべてのパソコンでCanvaが立ち上がっている世界を目指す。
プリペイドカード決済と連動して記録が残る家計簿アプリ「B/43」
ざっくりまとめ
- 起業の背景にあったのは、悔しさ。フリマアプリの運営で気づいたイシューにも向き合いたい。
- リアルタイムの支出管理やパートナーとの立替精算。従来の家計簿アプリが取りこぼしていた、そんなユーザーを狙う。
- 優れたプロダクトは「実在の課題」を解決する。それを見つけるためのユーザーインタビューの秘訣は「現在の対処法」を探ること。
- お金管理を分かりやすく。高い倫理観を持ちながら、フィンテックでキャッシュレスをさらに加速する。
差別化に成功したCtoCスキルマーケット「MOSH」
ざっくりまとめ
- MOSHはオンライン上で個人がスキルを販売できるサービス。コロナ禍により、オンライン完結でサービス提供する利用者が増加。
- 創業前に世界一周をしていた籔氏が各国の若者と会話をするなかで、皆が自己実現の欲求を抱えていることを知り、MOSHの立ち上げにつながった。
- 他の競合サイトと異なり、MOSHが心がけているのはスキルを販売する事業者の顔が見えて、個性が伝わる仕組み。
- DXが進めば距離の制約に囚われないレッスンが可能になるので、マーケットも大きく広がる。
- これまで受講者側だった個人が、自分もサービスを提供する側にまわるという循環が生まれれば、情熱がめぐる経済圏となる。それがMOSHの目指す先。
アート作品を共同保有する、シェアリングプラットフォーム「ANDART」
ざっくりまとめ
- 日本のアート市場は世界と比較して小さく、伸びしろが非常に大きい。
- ANDARTのような「共同保有のビジネスモデル」は海外でも伸長。特に若い世代のアートマーケットへの取り込みに成功している。
- デジタルで生まれた価値は「新しいタッチポイント」「オープン」「透明性」。
- DX成功の要点は、既存業界を守ってきた関係者に真摯に寄り添うこと。